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激動試験の進化版!?

2024.04.22

激動試験の進化版!?

どうも初めまして、振動マイスターです。
私の知識と経験を余すことなく発信する場として当コラムを開始しましたが、
何から伝えれば良いのか~、と小田和正状態です。

さて、初めということもありますので、振動試験機の始まりを紐解いていこうと思います。
振動試験機は大まかに3タイプに大別されます。
アイデックスのような【機械式】、電磁石の仕組みを応用した【動電型】、油圧を利用した
油圧式】です。
最も歴史が古い機械式振動試験機は激動型試験機です。

今ではなかなかお目に掛かることも無くなり、ネット検索でもHitすることがありませんが、
極まれに現役で使っておられるお客様もいらっしゃいます。
40年以上経っても現役バリバリなど、機械式ならではの耐久性を備えた頑丈な逸品です。
激動試験機はいわゆるカム式の試験機で、カムが1回転すると所定の振動(衝撃)が発生します。
それを○○回実施することで試験体の耐久性を評価するものです。

実輸送で発生する損傷と近い状態を再現できると評価されながら、
振動試験機の技術進化の過程で活躍の場が減少してしまった不遇の試験機といえます。
なぜ損傷再現効果があったのに活用されなくなったのか、
その大きな理由の一つに実輸送との相関があります。

激動型試験機で○○回実施した=○○kmの輸送をクリアできるなどの明確な基準が無く、
試験者に十分な安心感をもたらすことができなかったのだと思います。
つまり結果だけでなく、過程を上手く理論化できていなかったことに尽きます。

さて、私どもの輸送包装試験機BF-50SSTですが、
当社独自の3軸同時振動衝撃を組み合わせた新しい輸送包装試験機です。
ある方はこの試験機を激動型試験機と評します。
ただ過去にあったそれとは異なり、ソフトが組み合わさることで、
実輸送との相関という弱点を克服した新しい激動型試験機であると。

機械式振動試験機の最新機種は、まさに温故知新を体現した装置と言えるのではないでしょうか。

もし興味のある方がいらっしゃいましたら、ぜひお試しあれ。


【本コラムの関連動画はこちら】
【業界初】3軸同時振動と衝撃を同時に発生させる輸送包装試験機が誕生!

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